幼馴染の話。
天然バカ、でも憎めない。
そんな幼馴染でHという男がいます。
中学のころ、技術家庭科という授業がありました。(よね?)
その日は午後から二時間技術家庭科。
電気系の工作だったため、前日に道具を準備して来るようにと言われていました。
昼休み、Hがしょんぼりとした感じで廊下を歩いていました。
僕『おい!H!どしたん?なんかへこんでる?』
H「…おう。今職員室呼び出されてたんよ。めっちゃセンセに怒られてた」
僕『何してん?原チャばれた?』
H「いや…俺も何が何やらわからんのよ。意味も分からず怒られたし」
僕『どういうこと?』
H「ラジカセ取り上げられた。ガッコに何持ってきてんねん!って言われてさぁ。昨日ラジオ持って来いって言われたよなぁ?」
僕『ラジオ……?いや?言われてないけど』
H「昨日言われたやん!ラジオとペンチ持って来いってさぁ。ムカつくわぁ」
僕『………まさかラジオペンチのことじゃないよな…?』
H「おう、それそれ。わざわざラジオ探しまくって、家に無いから結局クソデカいラジカセ持ってきたのによう……あと、何故かペンチは取られへんたわ」
彼も今となっては工務店の若社長&レゲエイベントのオーガナイザーをやってます。
誘われますが、苦手なので僕は行きませんw
ていうかH!お前が人を使うなんて、世も末やなww
※ちなみに今でも超仲良しです。