今週は同じような連絡が立て続けに数件ありました。
「やっちゃいました・・・口座ぶっ飛ばしちゃいました・・・」
EAでぶっ飛ばした方、ランド円スワップ投資でぶっ飛ばした方・・・様々ですが全て基本的な部分は同じです。
耐える戦略をえらんでいたのに耐えられなかった、ということですね。
そもそも「耐える戦略」はそれほどいいものではありません。
ホント良く言ってますが、ナンピン・トラリピ・スワップ、これらは基本的に耐えることを前提に高い勝率や利益率を作ります。
つまり、褒めらた戦略ではなく、ごり押し系の手法だということです。
僕のEAもナンピンを採用していますが、特にCashRushはこの戦略にあたります。ごり押しです。
耐える戦略でとにかく大事なこと。
それはまず、自身が「耐える戦略」であることをしっかりと認識していること。
あまりにも、”気付かずに「耐える戦略」で運用されている方”の多いこと多いこと。
これではそもそもことの重大さに気付けません・・・。
「耐える戦略」は文字通り、どこまで耐えられるか、がキモとなります。
耐えられなくなった水準=ロスカット=負け
逆に言うと、
耐えられれば確実に勝ち
これが「耐える戦略」。
だからこの戦略をとる時は特に、どこまで耐えられるかをシビアに検討しないといけない。
100万円で運用を開始して、順調に勝っていく想像はみんなします。
・120万になったらロット上げて~
・150万になったら通貨も増やして~
・200万になったら原資出金して~
でも、100万円で運用して、含み損が-70万になった時の想像を出来ている人はまずいない。
想像できていないから、やはり慌てます。オタオタします。
結果、何も出来ず負ける。または要らん事をして、負ける。
「マーフィーの法則」というものがあります。
例えばこんなの。
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」
非科学的だけどなぜか納得してしまう、そんな法則です。
今とんでもなく苦しい含み損を抱えている方がいたら是非聞いて欲しいです。
もし、アナタがポジションを放置すれば、確実に強制ロスカットされて口座破綻までいくでしょう。
もし、アナタがポジションを決済すれば、そこが大底になり、そこから値段はみるみる戻るでしょう。
以前も書きましたが、苦しいと感じた時点でもう負け、既にハマっています。
今の事態になっているということは、そもそも戦略や心構えに大きな不備があったということですので、さっさと切って前に進むべきです。
そして、切れば必ずその地点が一旦底になるでしょう。そういうものです。
でも、切れたこと、そして自分の非を認めることが出来たこと、またその苦しい経験。
後で絶対に役に立つ時が来ます。
死ぬほど悔しいと思いますが死ぬわけじゃない。
お金で済むなら安いもの。
お金はまた稼げばいいんです。
そして次はきっと・・・もう同じ轍は踏まないですよね。
なら良しとしましょう!
落ち込むのは今日だけでOKです。
なんというか・・・為替ってそういうものです。