電通のニュースが連日話題です。
以下、NHKニュースからの引用。
大手広告会社の電通が社員に違法な長時間労働をさせていたとして厚生労働省は7日電通の本社などを捜索しました。これまでの調べで申告した勤務時間が、会社にいた時間より月に数十時間少ない社員が複数いたことがわかり、厚生労働省は勤務時間の過少申告が広く行われていた疑いもあるとみて調べを進めています。
厚生労働省は、労働基準法違反の疑いで7日電通の本社や支社に捜索に入り、社員の勤務記録などを押収しました。電通では、社員は勤務時間中の休憩や私的な用事など業務以外に使った時間を勤務時間から差し引くことになっていますが、これまでの調査で会社に申告した勤務時間が会社にいた時間より大幅に少ないケースが相次いで見つかり、中には月数十時間に上る社員も複数いたということです。電通に去年入社して過労のため自殺した高橋まつりさんも会社に申告した勤務時間は、出退勤の記録から導き出した会社にいた時間を大幅に下回っていました。
厚生労働省は勤務時間の過少申告が広く行われていた疑いもあると見て、高橋さんが所属していたインターネット広告を扱う部署や営業部門などで押収した出退勤の記録を中心に勤務時間との矛盾がないか調べを進めています。電通は、「調査には全面的に協力してまいります」とコメントしています。
実際に会社にいた時間より過少に残業時間を申告した。
こういった経験はほとんどのサラリーマンの方にあると思います。
・残業したら上司or経理担当に怒られる。
・時間内に捌けなかったと思われる。
・なんとなく周りもつけてないのに自分だけつけにくい。
出退勤時間は厳密にIDカードで管理しつつも、一方で労働時間は自己申告という矛盾。
こういう会社は電通だけでなく非常に多いと思います。
特に締め切りに追われるような現場では、常態化していると言っていいでしょうね。
どうしようもないことが多すぎる
まず、会社がこの状態を知らないはずはない、ということ。
つまりは、会社にとって都合がいいから放置しているという現状が少なからずあります。
表向きは「残業するな!」「有給を取れ!」と言っていても、その中身は
「残業代をつけるな!つけたら残業したことになるぞ!」
「絶対に迷惑がかからないタイミング以外で有給は取るな!」
こうですからね。
もはや脅しみたいなものです。
これが会社側の態度・・・だとしたらもうどうしようも無い。
根本的な対策は国の偉い人に考えてもらいましょう。
私の対策は・・・
私は逃げた
自分だけはさっさと逃げ出しました。
納得のいかないことはとことんやりたくない性分なので、逃げました。
もちろん、すぐに逃げ出せない時もありました。
・今仕事を辞めてもお金がない。
・次の仕事も決まっていない。
・せっかく入ったのにもったいない。
こういった理由です。
これをこじらせていくと、真の悲劇が起きてしまう可能性もあります。今回のようなケースですね。
ですので、こういう理由たちを一つ一つ潰していくことに全力を注がなければいけません。
自分が苦しいと思う働き方や会社に注ぐ力がもったいない。
断言できますが、今苦しい方はいくらその会社で頑張っても基本、ずっと苦しいです。
逃げ出す方向に目を向けましょう。
あなたの天職がそこにあるとは言わない。
仕事とはしんどいものです。
ですが、こういったしんどさって「仕事のしんどさ」とはまた別のものですよね。
言わば、余計なしんどさ・不要なストレスです。
まっとうにきっちりと仕事をする上で、マイナスでしかない要素です。
もし死にたいくらい悩んでいる方がいたら、一緒に逃げましょう。
仕事やお金なんて、どうにでもなるものですよ。
人の会社を背負って倒れるなんて、そんなもったいないことはないから。