特大指標の動きがゆるい・・・
金曜日の雇用統計はポジションがそれなりにありましたので、リアルタイムで見てました。(とは言ってもお風呂でスマホですが
…いやぁ昔と変わったなぁ…
懐古厨になるつもりはないですが、とにかく動きが緩慢というか少ないというか…もう以前の1円2円平気で乱高下する指標、というのは来ないのかも知れませんね。
これは参加者が成熟したとか、レバレッジが規制されたとか、そもそも参加者が減ったとか、はたまた自動売買だらけになったとか、まぁ理由はいろいろあるんでしょうが、重要なのはそこじゃない。
テクニカルの教科書で「相場は繰り返す」と散々習ってきて、チャートパターンやトレンドラインなど、「過去チャート分析こそ唯一の道」だと散々教わってきて、それが崩れ始めてるかもしれないというシンプルな衝撃です。
私が様々なEA、とくにテクニカルを使って過去に最適化させるEAを半ば諦めたのはこれが原因でもあります。
時代が変われば値動きも変わる。
至極当たり前に聞こえるこの言葉、実はかなり重い。
勝てていた手法がある瞬間から通用しなくなる
誰しもが経験する道ですがこれは本来ならあってはならないこと…でも当然起こる。
これを良く考えてみれば所謂「聖杯」というものがこの世には無いことを教えてくれます。
それはつまり…テクニカルに意味は無いのでは?ということになりかねない。
何故なら「テクニカルが絶対」なら「聖杯は存在する」ということになってしまうから。
以前、なかなかこれを認められずにいました。
手法が優れている(ように見える)ほど、その手法を愛し、信じて、使い続けて負け続けました。
悪いのは今の相場であり、手法が悪いわけではない、という一見とても見栄えの良い自分への言い訳をして納得した気になっていました。
そしてお金を失い続けました。
相場の変化を体感したことで自分も変われた
ここ3年ほどで自分の相場観はかなり変化してきました。
以前からのブログ読者さんなら本当によくわかっていただけると思います笑
これは相場の変化を、それこそサブプライム以前からずっと見続けて関わり続けてきたからこそだと考えています。
テクニカルも自動売買もたくさん勉強して失敗を続けた結果です。だから変われた。
変化したことが良かったかどうかはわかりませんが、少なくとも今の自分にはフィットしていると思います。
相場で勝つにはまず結果、そしてその結果を前提とした過程をつくることが肝要である。
過程がどれほど綺麗で素晴らしくても、お金が残らない投資はやっぱり悪なんだと定義しました。
何のためにFXをするのか、何のために大事なお金を賭けるのか。
根本的なFXの意味を考えて今の自分がいます。
相場はおそらくこれからもどんどん変化していくでしょう。
人間の生活が変化するように、ゆっくりではありますが確実に。
もちろん変わらないこともあるでしょう。
不変の真理、変わらない人間の性質もまた相場の材料です。
動かない雇用統計。
変わるところと変わらないところ。
それを理解して、自分自身が進化していくことこそ、生き残りの道なんだろうなとあらためて思いました。