4月に入り、株は下がって円は上がってますね。
今日も円は急騰・・・ついに108円前半まで来ました。
ファンダを語るつもりはあまりないです。
アベノミクスが始まった時点で株価はもうあってないようなものだと分かっていましたし、僕は株をいじってる近親者には、とにかく早めに逃げろと忠告し続けていました。
政府の力ずくの介入はまぁいいとして、根本的な経済政策が出なかったのが致命的でしたね。
輸血し続けているけれど傷の治療はしない。
これでは絶対に助かりませんから。
むしろ血の在庫が切れた時…地獄が待ってます。
僕ら投資家がこういう局面で気をつけることは、とにかく長期投資の計画を立てない、という事に尽きます。
誤解しないで欲しいのが、投資計画自体は基本的に長期でするものです。
長い目で見ることはもっとも重要であり基本ですからね。
そうじゃなくて、旧態依然の『いつか上がる』『いつか戻る』的な投資はもう通用しないってことです。
何年か前から大きく変化してきていますが、より最近は鮮明です。
株価もレートも実体経済以外の懸念要素が多すぎる。
つまり、本来の意味の”投資”をする価値が無くなってきているんです。
明日政府の発表した政策で、株価が暴落するかも知れない。
企業の業績、国民の景況感、そういったものよりも先に数字が動き、そしてそれがまた我々の首を絞める…
未来が予想できません。
特に明るい未来が見えません。
ということは、希望にかけるタイプの長期トレードはもっとも危険ということなんです。
むしろ絶望に賭けた方が大きく儲かるチャンスさえ・・・(サブプラの時なんてそうでしたよね?)
嫌な時代です。