投資で勝つにはまず負けないことだ!
これよく言われますが本当にそうなんでしょうか?
僕は違うと思います・・・というかいろんな意味があると思うんです、これ。
で、いろんな意味があるからいろんな解釈をされ、それによって曲解し、勘違いしている人が多いんじゃないかと。
こういう誤解がある、そして僕はこう考える、というお話をしてみます。
勝てはしなくても負けないことなら出来そう、という誤解
一番多いのがこのパターンで、要するに自己暗示のハードル下げです。
勝つのは難しそうだけど、負けないと考えればなんとかなる、という
プラマイゼロを目指す的なノリですね。
無理です。
投資はそもそもプラマイゼロを目指すためにやることではないからです。
結果的にそうなったとしても、目的としては違いますよね?
誰だって儲けるために、勝つために取り組むわけですから。
本当にプラマイゼロでいいんだ!ともし考えている方がおられたら、いますぐ投資はやめるべき。
実はがっつり投資してのプラマイゼロは、データ上かなりの勝ち組に入ります。
つまり、ハードルはすでにプラマイゼロの時点でものすごく高いと言ってもいい。
覚悟のレベルを下げているつもりでも、実はものすごく難しいことをしようとしているんです。
負けなければ勝てる、という誤解
確かに負けなければ勝てます。
つまり負け確率0%であれば、絶対に勝ちですよね。
負けを0にする簡単な方法、それは損切りをしないという手法です。
ただただホールドしたり、挙句は両建てしてみたり・・・負けを確定することをしない。
これはまずいです。典型的退場パターン。
つまり、実質は”負け”てるんですけどそれを認めない。
認めないからどんどん傷は深くなっていく・・・そして最終的に・・・死をもって認めざるをえなくなる。
損切りしなかったら勝てるは幻想です。
誰もが一度は考えますが、とんでもない代償とともに夢から覚めます。
勝ちたいならまず負けることだ!
僕の持論はこれです。
勝ちたいなら負けろ。
長期的に安定して結果を残そうと思ったら、適切に負ける技術が必要になります。
損切り貧乏?上等です。
100回でも1000回でも損切りして下さい。
負けに最もデータが詰まっています。
損切りは辛く苦しい作業です。
負け、失敗を認めるわけですからね。
負け戦ほど楽しいと某漫画の武将も言いましたが、その境地まではさすがに行けません(笑)
でも、辛く苦しいことほどトレードではプラスに働きます。
楽な道(楽そうに見える道)のほとんどは地獄行きです。
トレードで勝つということ。
それは本当に地味で泥臭くて、汚い・・・辛く苦しい道です。
負けて負けて負けて、でたまに勝ってまた負けて・・・これの繰り返ししかないんです。